2008年6月21日土曜日

プロフェッショナル・仕事とは

月曜日から引っ張りますが、T・ウッズ。骨折していたんですね。よく骨折してあれだけのラウンドを回れたと脱帽してしまいます。そして、優勝。確かに彼の精神力、技術力はずば抜けていると思います。



しかし、T・ウッズは医者からドクターストップを言われていました。結果、優勝したからいいようなものの、もし優勝を逃していたら今大会の出場の意義はあったのでしょうか?



どんな状況下においても、自分の発揮できる最大限の力を出すのがプロです。今回のウッズも左足に爆弾を抱えながらも出場することがプロフェッショナルだと判断したのでしょう。ですが、強行出場の結果、彼はあまりにも大きな代償をはらいました。もし、今大会を医者の指示通り欠場し、来月の全英OPに標準を合わせていたら…



僕はたとえプロと言えど、現状を受け入れる勇気をもつ必要があると思います。例えどんなに自分にとって特別なことだとしても、それは逃げているわけでも、甘えでもないと思うからです。そこで無理なパフォーマンスをしてその先を棒に振るほうが、よっぽどリスクが高いのではないでしょうか。



これは我々にも同じことが言えます。現代社会の仕事は質・量・時間ともに人間がこなせる許容範囲を超えています。日々、自分にムチを打ちながら極度のストレスに耐え、次々と与えられる業務をひたすらこなす。こんな毎日を送っていたら、いつかはガス欠するに決まっています。もし、今明らかに自分の限界を超える仕事こなしていると感じている人がいたら、早く解決策を考えるべきです。いきなり、仕事を辞めるわけにはいきませんが、中、長期的視点で今後どうやって「仕事」と向き合えばいいのか、一度立ち止まってみることです。



僕は今、仕事をする上で70%ぐらいの感覚をもって取り組んでいます。それは決して手を抜くとか、いい加減な気持ちで仕事に臨むというのではなく、仕事時間や休暇をうまく調節しながら、ココロとカラダに余裕を持たせるという意味です。



仕事に自分を合わせるのではなく、仕事を自分の生活に合わせるぐらいの気持ちをもって、「仕事」と付き合っていけたらいいですね。