2011年10月31日月曜日

人は変われる。

先週、夏から始めた「就労講座」が終わり、それぞれの結果がでました。



最初の一期生ということで参加者は4名でしたが、そのうち2名が内定をもらう事ができました。始め「仕事」をするということさえ関心や興味がなかったメンバーが、4か月という期間で就職することができたというのは本当に彼らの頑張りだと思います。



僕は担当していて、彼らに履歴書や模擬面接など一通りのことを教えてきました。でも、スタートラインでは自分の殻にこもり、「もう自分は就職はできない」「社会とは関係ない」という状態でなかなかこちらの話に耳を傾けてくれませんでした。



でも、自分の中の不安や恐怖、自信のなさを次第に克服し、自立への切符を掴みました。



そのなかで、僕が彼らに話している事がだんだん自分に言っているような気がし始め、「安定」だとか「有利」だからという理由でいろんなことから目を背けていないか?って感じるようになりました。



自分の気付かないうちに年齢やスキルを言い訳にして新しい世界へ飛びこむ勇気を捨てていないか?と自問自答するようになりました。



そのうち、僕が好きな言葉である「思い悩んだら、まず行動しろ」というフレーズが何度も頭のなかを通りすぎるようになりました。



考えても時間だけが過ぎていく。



行動すれば何かが動く。





就労支援を通じて、「まだ、楽するのは早いぞ、もっと苦労しろ」とハッパをかけられたような気持ちがしました。



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2011年10月16日日曜日

自分の感性に委ねてみる。

昨日、良くして頂いているNPO法人の代表の方と何回かメールのやり取りをしていた。



「NPOを事業型にもってくっていうのは大変ですね…」



話はそんな内容だったんだけど、自分もNPOの仕事していてそれは常日頃思っている。



うちは福祉関係で行政から一定の補助金がでる。



だから、事業一本でやっていこうと思ったらまず無理。





それでここ最近、もっと危機感もってやんないとダメだとハッパをかけてきた。



今の就労支援事業に自分が所属しているかと言ったら、YESであり、NO。



確かに自分の仕事の一つだけど、思い描いているその先のイメージの通過点だと思っている。利用者が就職できさえすれば、それでいいのか?と。



その辺で周りのスタッフと考え方の違いが生まれている。



机上の理論を話したって、彼らは何も魅力を感じないだろう。



忙しさを理由にそこを中途半端にやったら何のための「支援」か?



「非営利」はそういうところをカバーする存在なんじゃないのか?





NPOが福祉の分野で一定の役割を果たしていることは勉強できた。



だが、僕のスタートはあくまで「文化」がキーワードだった。



ある新聞記事に先日亡くなったS・ジョブズ氏を「文化の英雄」と讃えていた。



良い言葉だなと思った。



彼はハードの面で既存の文化の殻を破った。(もちろんソフトの面でも功績は大きい)



僕はソフトの部分しかまだ見聞していない。



だから、ソフトなら少しづつ殻を破れる可能性がある。





次のステップは自ずと、見えてきたような気がする。