2012年7月14日土曜日

やっぱり「諦めない」ということ。

今日、某出版社から内定をもらった。

以前ブログに書いたNPO立ち上げの件は実際、実務に携わるわけではなく、スタートを切るまでの補佐的立場で、かと言ってその後まったく関わりをもたないわけでもない。続く限り役に立てればいいなとおもっている。

実務に関わらなかったのは、自分が給料をもらうなら、ほかの若い人に専任として頑張って欲しいという思いからだった。

08年に個人でNPOを始めて以来、非営利でおカネを稼ぐことがいかに大変なのかを思い知らされた。ある程度の規模でやるとなったとき、自分はそこで金をもらうのは気が引けた。むしろ、外側から繋がっていたほうが、気持ちが楽だった。

それにNPOそのものに限界といったら大げさだけど、自分ができる範疇が見えてしまったのも一因で、少し距離を置きたいと思っていた。やはり、行政の常識、企業の常識、NPOの常識はそれぞれあるわけで、NPO以外のところではいま、どういう考え方の元、仕事を進めているのか肌で感じたかった。

24~28歳のときは絶対に雇われる人生は嫌だと考えていた。
それは外的な要因で自分の思い通りにいかないことが多すぎて、「こんなのやってられっか!」という、まだおしりの青い若者のよくあるパターンだったのかもしれない。

しかし、自分でやろうと思えば思うほど、外側の情報が少なくなってくると怖くなってきた。独善的ではないか?もう、こんなやり方は古いんじゃないか?周りの人は頑張ってくださいとかいってくれるけど、どこまで親身になってくれているかなんてわからない。


「このまま今度の会社で・・・」とも思ったが、やはり、ライフワークの中からNPOは外せなかった。だから個人事業主は継続するし(労働契約で問題なかった)、10月からの活動にも積極的に参加する。ただ、農業のI・Uターン事業に関してはしばらく時間がとれない。結構、タイミング的に今だったら行けるかなと真剣に考えていたが、あまり手を広げ過ぎるとまたoverworkになってしまうので、定期的なシンポなどに顔を出せればいいかなという具合である。

今回、ひとつ感じたのはあまり長いスパンで自分を追い込まない事が大事なのではないかということ。仮に1週間で仕事を辞めちゃったとしても、悔いがないならそれでいい。ただ、中途半端だけは絶対によくない。だから自分で1個目標を立てたらそれを達成できるようがんばり、それができたらまた次の目標をたてる。それがあまり自分の首を締めすぎないように適度なゆとりをもってこなしていくことが長くやっていけるコツなのではないかな、と思っている。