2013年5月24日金曜日

ダービーの先にあるもの。

今年のダービーは混戦と騒がれているが、トライアルを含めた前哨戦が波乱含みなだけであって、ロゴタイプがしっかり2冠を奪取しており、レーティングをみてもきっちり数字として出ているが…。
それでも、混戦模様を描いてしまうのはファンの深層心理にほかならない。
武豊のダービー5度目のVで、完全復活。
父が成し得なかった、福永の悲願の制覇。
騎手とサラブレッドの「ブラッドストーリー」がこのダービーを一層掻き立てるのだ。
ディープインパクトやオルフェーブルのような怪物級の末脚を持った馬ならまだしも、今年の出走メンバーは決め手に欠ける馬が多い。だからこそ余計に付加要素がいくつも出てくる。
ただ、個人的にもう一度武豊にダービーを取ってもらいたい。
なぜなら、JRA完全GⅠ制覇を達成するために残された最後のGⅠは「朝日FS」。
2歳GⅠが最後に残ったというのは結構厳しい。
2歳戦だけに成長パラメーターが難しいというのはあるが、ここを勝つためには早いうちからお手馬として有力馬が回ってこないと、なかなか取れないGⅠだからだ。
そのためにもダービーでV5を達成することは、翌年のクラシックに向けて生産者が動き出すうえで重要な評価ポイントに成り得る。
馬券的な話をすれば、人気上位が総崩れすることは考えづらい。
ロゴタイプ   2.3倍。
キズナ     3.2倍。
エピファネイア 3.7倍。
といったところか。