センター試験が終わりました。
私は受けたことがないので、その緊張感は分かりませんが2次試験のことを考えるとまだ気が抜けないのではないかと思います。
テレビのインタビューで「どんな大学に入りたいですか?」という質問に、
「有名大学です!」と即答していた学生がいました。
「なぜですか?」という問いに、「いい会社に入れるからです」とその学生は答えていました。
有名大学→いい会社
そもそも、いい会社とはどういう会社なんでしょうか?
給料が高い?福利厚生が整っている?倒産しない(しなさそう)?
それぞれ基準は違うと思いますが、いい会社=幸せになれるとは限りません。
確かに世間からは「たいしたもんだ」という目で見られるかもしれませんが、そんなものは生きていく上でちっぽけなことです。
有名企業に入りたいから有名大学に入るなら、いったい何がその先のモチベーションに繋がるのでしょうか。
先日、某ステーキレストランで明らかに20代だとわかるカップルが入店してきました。そこは落ち着いた雰囲気のお店で、客層は企業のお偉いさんや年配の方がよく利用するところです。まあ、そこに僕もいたことじたい、ちょっと浮いていたのかもしれませんが(笑)
僕らが食事を終えるころ、ちょうどそのカップルのところにケーキが運ばれてきました。どうやら、彼女のお誕生日だったようです。しかも二十歳(太いロウソクが2本たっていたので)。店内はロウソクの火が吹き消されたのと同時に拍手に包まれました。
人は皆、いい家に住みたい、いい洋服を着たい、おいしいものを食べたいと思うからこそ頑張って仕事をします。その若いカップルが学生なのか働いているのかは知りません。でも、明らかに場違いな感じでした。彼からすれば精一杯のチョイスだったのかもしれませんが、ちょっと背伸びをしてしまったようです。
話は試験に戻りますが、入試もこれまた然り。自分の身の丈に合わない環境に身を置くとそうとう努力をしない限り、つまらない生活を送るはめになります。努力することは大変素晴らしいことです。その努力が実を結んで、志望大学に受かれば言うことなしです。しかし、その先には時として、棘の道もあることを知っておいてください。
イメージや先入観だけで物事を決めることは、危険です。
いま、こうしてブログを書いている僕でさえもこれからの仕事選びに苦労しているのですから。
ただ、つらいことがあってもそれを柔軟に受け入れられる気持ちの余裕があれば、それは終わってみれば大きな達成感に変わっていることでしょう。
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