「~の品格」
「○○力」
「~のための○○の法則」・・・
本屋さんに行くとこの手のタイトルの書籍はすぐに10冊は見つかる。
中身が読むに値するものであれば多少タイトルがかぶっていようがどうってことないが、タイトルは大体、出版社が決めるので著者の意図はあまり反映されていないものと推察する。
ここ数年、世の中は一つのものを記号化することで分かりやすいカテゴリーを生みだした。婚活はその最たる例で、「婚活」というカテゴリーから様々なサービスや交流が発生した。
しかし、ここにきて婚活ってなに?といったような「青い鳥症候群」にも似た声を多く耳にする。色々、やってはみたものの、やっている本人が疑問を持ち始め、蓋を開けてみればなんにもなかったという具合だ。
○○サークルに参加する=結婚できる
という極端な思考のステップアップは非現実的であり、マスコミに取り上げられるのはごく一部の事例だけだ。
この飛び級的思考が自分とのギャップに苦しむ原因となり、虚しさ、無力感を生む。
人と繋がるには時間がかかる。
いま流行りのFacebookも日本人ユーザーからは敬遠されがちだという。
ネットで交流が始まることはあたりまえになったが、それはスタート、きっかけに過ぎず、実際に親しい間柄に発展していくわけではない。
就職も入口はネット。しかし、そこで働くには面接や研修があって初めて採用される。
きっかけをたくさん作ることはいいことだが、その先からは相手の気持ちを汲み取った行動が必要であるということを肝に銘じておきたい。
お堅い内容でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿