2012年3月8日木曜日

権利を主張するということ。

労働紛争といったら大袈裟だけれど、報酬の未払いを申請していて、それが認められた。

最初、相手は「払わなくても済む」という態度があからさまだった。

こっちは絶対取れると思ったから、主張するべきところはしっかり伝え返答を待った。

次第に相手が曖昧なことを言い始め、「逃げ」の姿勢が見てとれるようになり、これはやばいと思って監督機関に間に入ってもらった。

僕は社会人になってから、ずっと社会の「働き方」に疑問をもっている。

サービス残業、休日出勤、長時間労働・・・

日本人の美徳と言っていいのかわからないが、「働く」「忙しい」「寝ていない」といった言葉を耳にすると、すごい・偉い・充実していると思う人がいる。

なんでも行き過ぎると問題であって、そこを多くの人は我慢して毎日の日々を送っている。

「そんな綺麗事ばっかり言って、あまいんだよ」

と、多くの人は言うかもしれない。

でも、ちゃんと労働に関する法律があって、雇い主、労働者にはそれぞれ権利があるわけだから、そのルールを無視したら、ルールの意味がない。

ルールのない環境で仕事をしたら、そりゃ収拾がつかなくなる。

企業で9時5時にきっちり仕事が終わるなんてことはないかもしれないけど、0時過ぎまで残業なんていうのはあってはいけないこと。外国はバイトみたいにほんとに時計の針が5時ぴったりになったら帰ってしまう。「契約なんだから」といって。融通が利かないといえばきかないが、それぐらい自分の権利を主張する気持ちをもつことが、自分を守る事にも繋がる。

どうしても守るものがあると立場上弱くなる。無理難題を言われても、生活の為、家族の為と歯を食いしばって頑張る。でも、それが自分の業務範囲の範疇を超えていたら、やっぱり労働環境になんらかの問題があると思ったほうがいい。

権利を主張することは悪い事でもないし、非難されるものでもない。

とても勇気がいることだけれども、それが主張できる環境こそが正しい職場環境の姿だと思う。

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