初志貫徹。不惜身命。
一度決めたら最後までやり抜く。
ぶれないとはそういうことか。
そうだとするなら、僕は常にぶれることを心がけている。
それは、投げ出す、不誠実、適当といった意味合いではなく、どれだけ自分らしく生きられるかということにほかならない。
昨日の西武の石井投手の記者会見を見ていて、その人生観に心を打たれた。
200勝にはこだわらない。
理由を挙げる理由なんてない。
たくさんの友人をつくれたことが一番の幸せ。
こんな引退会見聞いたことがなかった。
社会人として、もっと勉強したい。
石井投手は吉本興業を次の人生のステージに選んだ。
世に言う「野球人」ならばコーチ、監督という言葉が真っ先にでてくるはずだが、それ以外の選択肢がたくさん見えていたのだろう。
僕は基本的に住むところがあって、御飯が食べれて、着るものがあればいい。少しの贅沢をいうなら、旅先の宿代と飯代はほしい。
体調を崩したときはそれがままならなかったから、いろんな人に助けてもらった。
歳を重ねるに連れ、「変わる」ことに周りは良い顔をしない。
腰を据えてやれだとか、もう落ち着いてもいいんじゃないかとか。
そういうことを言う人達に感謝する一方、自分の人生の保障をしてくれるわけではないので、死ぬ間際「あ~あれがやりたかった」と後悔しても時既に遅しな訳である。
だから、期限を設けて一生懸命やる。
延長するか、そこで終わりにするかは、その時決める。
ただし、終わりの条件は完全燃焼のみ。
やるからには力を出し尽くさないと同じ失敗を繰り返す。
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