2008年7月22日火曜日

九州縦断旅行~熊本編①~

7月13日



午前9時過ぎ、鹿児島中央駅に向う。これから九州新幹線「つばめ」に乗って熊本へと移動する。



駅に着き、改札を抜けると九州新幹線のホームを案内する看板が。これで、全国全ての新幹線に乗車することになる。まあ、これから新しい新幹線が出来ていくんだろうけどね。



ホームには流線型をした新幹線「つばめ」がとまっていた。かっこいいね、このデザイン!車内清掃が終わりさっそく乗り込むと車内は木目調のクラシックなデザイン。座席の幅もゆったりしていて、なかなか快適だ。僕は熊本に向かう途中、ずっと新聞を読んでいた。なにせ、初日からまったくテレビ、インターネット、新聞等を見ていなかったからだ。どうやら、この三日間日本は平和だったらしい。



一時間半弱で熊本駅に到着。駅前のホテルを予約しておいたので、手荷物を預けにホテルに向かう。今夜泊まるホテルはやけに道から奥まったところに建っていた。外観もさびれている…まあいいや。



荷物を預け、目指すは「熊本城」!改めて言わせて頂きますが、私、だいの城好き、超超超…城マニアなのであります!市電、市バス一日フリーパスを買い、いざ本陣へ~



熊本駅から市電で10分、熊本城に着いた僕は加藤清正公像におじぎをしながら天守閣を目指す。すると、すぐに櫓が見えてきた。「おっ、あれか?いがいと普通の大きさだなあ」と思って歩いていると 「→熊本城」の看板が。坂道を歩いたその先には漆黒の城郭が目に飛び込んできた。この旅行2回目の「でけーーーーーーーーっ!!!!!!!!」である。城がでかいのはもちろんのこと、大小天守閣をはじめ、櫓(やぐら)49、櫓門18、城門29という圧倒的広さ。東京ドーム21個分という目がくらむようなスケールの大きさに早くもボルテージはMAXへ!!!当然、全部回りました。天守閣からスタートし、日本唯一の地下通路「闇り御門」、本丸御殿、宇土櫓…確か午前11時に入門して、でてきたのは午後3時。軽い脱水症状を起こしながらも熊本城を制覇する。みなさい、一度。すんごいから!で、立て続けに隣接する細川刑部邸へ。ちょっとこの辺、記憶飛んでます、たぶん素敵なお屋敷だった。(後日、写真にて確認)



昼ごはんを食べていなかったので、細川邸で近くに食事できるところはありますか?と聞くと、「ありません。街まで戻るしかないですね」ときっぱり。やむを得ず市電に乗り、繁華街へ。で、入ったお店が熊本ラーメンと言えば、そう「桂花」!東京でも有名ですよね~。一度は食べてみたいと思い、やっと食べられるよ~♪シンプルに「桂花ラーメン」を頼む。数分後、運ばれてきたのだが…。ぐへっ!強烈なにんにく臭!普段なら「あら、いい匂い」のはずが、4時間以上炎天下にさらされていたせいで、吐き気が。なんとか口に入れようとするが、キツイ!!!麺とチャーシューは食ったが煮卵がどーしても食えんかった。ごめん、店長…



このあと足早に「夏目漱石内坪井旧居」、「小泉八雲旧居」を回る。閉門時間ぎりぎりで入館したので、ろくに資料が観れず、唯一、感動したのは夏目漱石の旧千円札の通し番号「4番」のお札。1番は日本銀行、2番は夏目漱石の生家、3番は愛媛県の松山市にあるんだとさ。八雲に関してはほとんど記憶なし。小学生が書いた、手書きの自由研究発表のようなものがいくつもあって非常に解りづらかった。いや、批判しているわけではないよ。それはそれで、いいと思う。うん。



午後五時を過ぎ、一旦ホテルに戻ることに。荷物を整理し、フロントで今夜おいしいものを食べたいんだがと聞くと、「この周辺にはありませんねー。」ここもかっ!!!結局、また市電にのり繁華街へ。ずーっと、肉、肉、肉だったので、今宵は寿司を食べることにした。この時点で今夜はいくら払ってもいいと思っていた。入ったお店は郷土料理も食べられる「青柳」。店に入ると、なんだか店内は混雑している。店員が「カウンターでよろしいですか?」と聞いてきたので、カウンターに通された。普通、カウンターは一人用の席が並んでいるのに、なぜかこの店の席は二人掛け。中途半端に座った僕は握りと、細巻きを注文した。それから2、3分後。店員がご相席させて頂いてもよろしいでしょうか?」と言ってきた。「相席!?」一瞬、頭の中が真っ白になった。急に心拍数も上がってる。いっそ、店を出ようかと思ったが、板前が目の前で握り始めている!「もういいっ!どうにでもなれ!」結局、相席を承諾した。



隣に座ったのは50代前半のオジサン。最初はどちらも話さず黙々と箸を進めていたが、ちょうど細巻きが出されたので、僕はそのオジサンに「おひとついかがですか?」と勧めた。オジサンは申し訳ないと言って断ったが、それがきっかけでオジサンも僕に話しかけてきた。気がつけば、緊張もだんだん治まってきていて、寿司が喉を通るようになっていた。で、そのオジサン、聞くところによると九州国立博物館の建設に関わっていたらしい。最終日、僕が国立博物館に行く予定だという話をすると、色々、裏話や効率よく周れる方法を教えてくれた。結局、二時間近く、オジサンと談笑し、時計は夜の9時を回っていた。



とんぼ返りで、ホテルに戻り明日の準備をする。熊本の夜は想像以上に蒸し暑かった。



→熊本編②に続く









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