今日の朝刊に「若者たちへ」という記事で就活について作家の石田衣良が寄稿していた。
新卒で仮に納得のいく結果がでなかったとしても、10年腐らずに頑張りなさいという内容なのだが、僕はあんまりしっくりこなかった。
そもそも、内定がでないと言っているのはごく一部の企業を狙っている学生たちの話であって、本当に働く気があるんなら、大企業・中小企業関係なくもっと足を運んで先輩達の働く姿をみるべきだ。
かっこいいオフィスで、いいランチ食って、仕事終わりに呑んで…みたいな発想で就活しているんだったら、まだ社会人になる準備ができていないということだ。だいたい、就活で勝った、負けたと考えるのはおかしい。何を基準に勝ち負けが決まるのか?
大企業に入社したら「勝ち」だったら、つんまんない世の中だ。
受験は確かに勝ち負けがある。「学力」という基準でライバルと争うからだ。
しかし、仕事は頭が良い奴が勝ちではない。
頭が良くても、仕事ができないやつはいるし、勉強は苦手でも、周りに気が利いて重宝がられる人もいる。
次第に「年収」という基準で勝ち負けはでてくる。
金があることにこしたことはない。だが、金が人生の全てでもない。
「隣の芝生は青い」ではないが、ひとつの視点・基準で人生を測るのはあまりにもつまらない。
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