2011年11月7日月曜日

障がい者の方達への個別就労支援。

2012年から新しい取り組みとして、障がい者の方・復職を目指している方々に向けた個別就労支援を行いたいと考えています。

現在、就労支援事業所において履歴書・模擬面接等の指導をさせて頂いていますが、支援の限界を感じています。

それはどうしても、「福祉」「医学」的には…という固定観念が暗黙のうちにあり、就労指導というよりカウンセリング的な指導に近いカタチで、通常の「就活」とはかけ離れた認識のもと、当たらず障らずといった感じでパソコン操作や軽作業などを身に付けるのが一般的なプログラム内容です。

しかし、今年の8月から行った就労支援プログラムでは「障がい者」だからという理由は抜きで、まず「何をやりたいのか」という事を徹底的にヒアリングしました。そのなかで「なにができるのか」ということを絞っていった結果、メンバー(通所者)からはパン屋さんで働きたい、接客の仕事がしたい…と色々な可能性がでてきたのです。

当然、いきなり正社員は無理かもしれません。
しかし、現在の障がい者雇用は健常者となんら変わらず、同等のスキルやコミュニケーション能力を求められているのです。

それなのに、机上の理論で「それは無理」で片づけてしまっては、あまりにも彼らの生き方を狭めてしまうことになります。

極論をいえば、別に企業に就職しなくてもいいと考えています。
自分でお金を稼げるようになれば、立派な自立なのですから。

ただ、大人数に対して細やかなサポートには限界があります。
こんなことを書くと、多くの就労支援事業所から総スカンを食らってしまうでしょうが、もっと彼らの「やりたい」という気持ちに耳を傾けるべきだと思うのです。

いくら私が来年からやりたい!といっても誰も必要としていなければ成立しません。
なので、年内までの間、多くの方からご意見を頂ければと考えております。
よろしくお願いします。

ISAO

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