2011年11月29日火曜日

私は会食恐怖症をどのように克服したか?⑥

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【 私は会食恐怖症をどのように克服したか? 】Vol.006
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体調を崩し「生活のリズム」が狂いそうになりました。 中途半端な時間に食事を取ったり、就寝時刻が深夜になったりと、まずいなと思 いながらも自分の弱さに甘えてしまいした。

これまでの話の流れならば、自分に厳しくと言ったような内容を書いたでしょう 。 しかし、先週私はその自分の心に素直に従いました。無理をしてがんばらねば! と考えるのではなく、こんなときぐらいゆっくりしようよと。

会食恐怖の方と話をしていると、白黒はっきりつけないち気が済まないという性 格の人が多いです。 なぜ、自分がこうなったのか、いくつもの文献やカウンセリングを受け必死に模 索する。 それを否定するつもりは全くありませんが、その答えは粉々に砕けたガラスの破 片のひとつに等しくおそらく見つからないでしょう。 「ケセラセラ」 なるようになれという意味ですが、会食にとどまらずすべての病を抱えたときに この心境になることができたら、とても気持ちが軽くなると思うのです。過去の モリモリ食べられた自分も自分。食べられずに苦しんだ時の自分も同じ。そして 、今こうして誰かに伝えているのも自分。 時間が流れていくなかで常に波が穏やかな人生などそうあるものじゃありません 。必ず苦しかったり、辛かったりする時期がある。それを何度も乗り越えて人は 強くなっていく。 人は一時でもハンディを抱えたとき、弱者の痛みを知ります。 そのハンディがなくなったとき、痛みを忘れずに生きることができるひとは一回 りもふたまわりもやさしくなれる。

私が感謝しているのは自分がその環境に身を置いたとき、会社の上司や仲間、親 友や先輩、後輩誰もがやさしく接してくれたことです。 だから、いまの自分がいるのだと思います。 丸い筒は上から観れば円にしか見えませんが、横から見れば長方形に見える。 何か困難にブチ当たったとき、自分の観えている姿は本当のカタチをしているの か、じっくり観察してみてください。 きっと、違う顔をした姿がみえてくるはずです。 それが「思考のゆがみ」を自覚した瞬間なのです。

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